環境コーディネート事業
リサイクル事業
環境のミカタグループでは、静岡県内に環境のミカタ株式会社のオフィスを2拠点、自社工場を5拠点、グループ会社である中部環境のオフィスを1拠点、ガソリンスタンドを1拠点保有し、廃棄物の収集運搬・中間処分・リサイクル処理を行っております。
また、より充実したサービスのご提供のため、東京営業所、愛知営業所を開設致しました。
当社のリサイクル事業は、プラスチックのリサイクルを中⼼にあらゆるものを資源として有効利⽤できるよう取り組んでおり、自社工場では廃プラスチックのサーマルリサイクルによる固形燃料化、マテリアルリサイクルによる原料化、ペットボトルの圧縮リサイクル等を行っております。
プラスチック以外にも、飲料⽔の破砕分離を前処理とした肥料化・発電原料へのバイオマスリサイクルも循環型のリサイクルとして注⼒しております。また、空き⽸分別リサイクル、ガラス破砕リサイクル等も⾏い、資源化を推進しています。
固形燃料(RPF)事業(サーマルリサイクル)
サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却したり燃料化したりすることで熱エネルギーを回収して利⽤するリサイクル⽅法です。
マテリアルリサイクルに適さない混合不純物が多い廃プラスチック類はこの⽅法でRPF(固形燃料)化し、ボイラー燃料として、販売先の製紙会社などで利⽤されています。
環境のミカタ株式会社では、アースプロテクションセンター第一工場(EP1)と第三工場(EP3)において固形燃料(RPF)製造施設を完備しています。EP1では1日に約36.72tのRPFを生産し、EP3では最新の増設により単体で1日に100tの生産能力を誇ります。これにより、年間約33,500tのRPF製造が可能になり、持続可能なエネルギー供給の一翼を担うことで、地球環境の保護に大きく貢献しています。
アースプロテクションセンター第1工場(EP1)
■固形燃料(RPF)製造施設(サーマルリサイクル)
■「大型破砕機」による廃棄物の破砕、減容
固形燃料(RPF)製造施設/大型破砕施設
静岡県焼津市利右衛門1241番1
開設:2012年8月
固形燃料(RPF)製造施設(サーマルリサイクル)
1日(24時間)に36.72tの処理能力を有しています。廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、汚泥、廃油に対応することが可能です。
大型破砕施設
大型二軸破砕機で、1日(24時間)に52.80tの処理能力を有しています。硬質プラスチックやロール状損紙、畳などを破砕することが可能です。
アースプロテクションセンター第2工場(EP2)
■ペレット製造施設(マテリアルリサイクル)
■容器に入ったままの廃液の破砕分離施設
■廃酸、廃アルカリの中和施設
ペレット製造施設/破砕分離施設/中和施設
静岡県焼津市利右衛門1182番地
開設:2001年12月
ペレット製造施設(マテリアルリサイクル)
マテリアルリサイクルとは、単一素材の廃プラスチックを破砕・溶解し、再原料化(ペレット化)・再利⽤するリサイクル⽅法です。
使⽤済みプラスチックは、種類や状態などにより選別し最適な⽅法で処理することによって、リサイクル率の向上やコストダウンを実現することができます。
環境のミカタでは、アースプロテクションセンター第二工場(EP2)にて、1日に約9.7tのペレットの製造が可能です。
同一種類の同等の物性を持つ「単一素材化」が基本条件であるマテリアルリサイクルは、選別の作業が最も重要であり、異物の混入に重点を置く必要があります。
破砕分離施設
1日(24時間)に11.82tの処理能力を有しています。
容器に入った廃液(廃酸・廃アルカリ)を、容器と中身に分離する施設です。ペットボトルや缶など、さまざまな容器に対応しております。
中和施設
1日(24時間)に45tの処理能力を有しています。
廃酸・廃アルカリをそれぞれ、中和し、中性の状態にする処理施設です。
処理後の廃液は、飼料化・肥料化・メタン発酵リサイクル・エマルジョン燃料化を行っています。
アースプロテクションセンター第3工場(EP3)
■固形燃料(RPF)製造施設(サーマルリサイクル)
■PTPシート破砕分離施設(マテリアルリサイクル)
■廃棄物の容積を減容させる圧縮施設
■再生資源として販売できる有価再生品や、RPF原料の圧縮
■廃棄物の切断を行う切断施設
固形燃料(RPF)製造施設/PTPシート破砕分離施設/圧縮梱包施設/圧縮施設/切断施設
静岡県焼津市利右衛門1049番1
開設:2019年1月
固形燃料(RPF)製造施設(サーマルリサイクル)
プラスチック廃棄物のリサイクル課題に応えるべく、アースプロテクションセンター第3工場に固形燃料製造施設を新設しました!
これによりEP3単体で1日に約100tのRPF製造が可能となります!
プラスチックの固形燃料化リサイクル事業15年以上の実績を基に、これからも地域社会に貢献してまいります!
PTPシート破砕分離施設
PTPシートなど、アルミとプラスチックで構成されたものを、破砕や粉砕の後、静電気分離によりアルミとプラスチックに分離します。
加熱・焼却・化学反応の必要がない物理的分離設備であり、二酸化炭素の排出がないマテリアルリサイクル施設です。
圧縮梱包施設
1日(24時間)に292.8tの処理能力を有しています。
圧縮梱包機は、廃棄物を圧縮し自動で番線にて梱包する施設です。容積のかさばる廃棄物を圧縮することで減容し、運搬やその後の処分において取り回ししやすい形状へと加工します。
主に、廃プラスチックのマテリアルリサイクルに向けた前処理や、遠方の処理場へ運搬する為の前処理として中間処理を行う施設となっています。
圧縮施設
1日(24時間)に281.3tの処理能力を有しています。
廃棄物を圧縮し、体積を削減することで効率的に一度に大量の廃棄物を運べるようにしています。
また、圧縮することでより扱いやすくなります。
切断施設
1日(24時間)に41.04tの処理能力を有しています。
廃棄物を切断することで容積を小さくし、その後の処理を行いやすくします。
作業は厳格な安全基準に基づき行っております。
相川工場
■混合廃棄物の中間処理施設
■空き缶ペットボトルの圧縮リサイクル施設
破砕施設/圧縮施設/選別施設
静岡県焼津市相川2098番地
開設:1991年9月
破砕施設
1日(8時間)に3.20tの処理能力を有しています。
廃棄物の破砕中間処理を行うことで、体積を大幅に削減いたします。これにより、限られたスペースの中での効率的な廃棄物の収容や処理が可能となります。
圧縮施設
1日(8時間)に281.3tの処理能力を有しています。
ペットボトルを圧縮し、体積を削減することで効率的に一度に大量のペットボトルを運べるようにしています。圧縮することでより扱いやすくなります。
選別施設
混合廃棄物を作業員による手作業にて丁寧に選別します。
高柳リサイクルセンター
■袋入りの生ごみや缶詰等の破砕分離施設
■汚泥・動植物性残さ等の肥料化リサイクル施設
■発酵ガスの段階的無臭化施設
破砕分離施設/肥料化リサイクル施設/バイオディーゼル燃料化施設/段階的無臭化施設
静岡県藤枝市⾼柳2255番地
破砕分離施設
1日(8時間)に25.6tの処理能力を有しています。
容器に入った廃液(廃酸・廃アルカリ)や食品残さを、容器と中身に分離する施設です。ペットボトルや缶など、さまざまな容器に対応しております。
肥料化リサイクル施設
⾷品廃棄物を肥料へとリサイクルし、その肥料を地元⽣産者(農家)へ販売することで循環型のリサイクルを⾏っています。
破砕分離施設にて、容器に⼊ったままの⾷品廃棄物の容器と内容物を、遠⼼⼒により分離します。
ペットボトルや⽸など、様々な容器に対応可能です。
産業廃棄物の汚泥、動植物性残さ、廃棄飲料⽔の肥料化リサイクルも⾏なっております。
⾼柳リサイクルセンターの肥料化施設では1⽇に約20tの製造が可能です。
バイオディーゼル燃料化施設
1日(10時間)に0.34tの処理能力を有しています。
廃⾷⽤油(天ぷら油)を買い取りさせていただき、BDF(バイオディーゼルフューエル)にリサイクルしております。
その後ディーゼル⾞に使⽤することにより、CO2の削減に繋がります。
廃棄物収集運搬事業
産業廃棄物・⼀般廃棄物合わせ約2600先の排出現場を定期的に回収する契約を結んでおり、60台を超える当社グループ保有⾞両で収集運搬を⾏っております。計量器付きパッカー⾞やフックロール⾞等、9⾞種以上の多種多様な運搬⾞両を保有しており、お客様が排出する廃棄物の種類や規模に応じて最適な⽅法で収集運搬を⾏っております。
また、17の都道府県および市の産業廃棄物収集運搬業許可を取得しており、うち13行政では優良認定を取得しています。関東圏における収集運搬も可能となっております。パートナー企業となる外注処分先も全国で多数契約しており、排出事業者様に対して様々なリサイクル・適正処理のご提案が可能となっております。
産業廃棄物の収集運搬
地域の工場等企業活動から排出される廃棄物を、自社処分場も含め全国各地に広がる処分場ネットワークを活用し、最適な処分・リサイクル先へと運搬いたします。
一般廃棄物の収集運搬
事業系一般廃棄物として飲食店や小売店から排出される廃棄物を回収し、最適な処分・リサイクル先へと運搬いたします。
所有車両
50台以上の車両から、廃棄物に合わせて適切な車両で回収に伺います。
計量器付きパッカー車
廃棄物の収集量を回収時に把握し、お客様に報告できる車両です。プレスして減容しながら積み込むことでごみの飛散を防ぎます。廃棄物が少量であっても、適正な価格にてお取引が可能です。
フックロール車
車両と荷台コンテナが分離できるアーム式脱着装置付きコンテナ専用車です。お客様のところに設置させていただく大型の廃棄物コンテナを、効率的に入替・回収することができます。
ウイング車
荷台部の側面を開閉することができ、フォークリフトで荷物の積み下ろしをスムーズに行うことができます。積載量も大きいため、大量の廃棄物や多様な廃棄物の運搬が可能です。
ユニック車
積卸用の小型クレーン装置を備えた車両です。1.5tや3t等小型の廃棄物ボックスをクレーンを使って積み卸し、入替え・回収作業をスムーズかつ効率的に行います。
バキューム車
吸引器とタンクを装着した車両です。主に液状の廃棄物の吸引、浄化槽清掃・運搬などに活躍する衛生車です。
【データ消去・リサイクル】デジタルピュアリサイクル株式会社
環境のミカタグループのデジタルピュアリサイクル株式会社では、PCやOA機器の回収からデータ消去・解体・リサイクルまで行えるワンストップサービスを提供しております。
PC・OA機器のデータ消去
デジタルピュアリサイクル独自のサービスで上書きデータ消去・磁気消去・物理破壊の3種類の消去方式からお客様の御方針に適した方式を選択いただけます。
オンサイトデータ消去
技術者が直接お客様の事務所に伺い、お客様の目の前でデータ消去し、ご不要になった機器はその場で回収いたします。
PC・OA機器リサイクル(マテリアルリサイクル)
PCやOA機器などは、必要に応じて解体や分別処理を行います。分別した鉄・プラスチックなどはマテリアル素材としてリサイクルし、製品化されます。
一連の処理作業は同一工場内で行われるため、迅速で効率的な体制が整っています。
デジタルピュアリサイクルのセキュリティ対策
高度セキュリティ施設で
24時間徹底管理
デジタルピュアリサイクル事務所、工場、倉庫、データ消去室などの各施設とそれらを繋ぐ共用部分は、独立したローカルエリアのセキュリティ管理が行われています。
IDカードが必要な各ゲートや建物外周には赤外線センサーが設置されており、専門部署や共用部分は24時間セキュリティカメラによる監視体制が敷かれています。
バーコード
トレーサビリティシステム
「バーコード管理」を導入していることにより、機器回収から処理作業、報告書作成までの一連の物件状況をリアルタイムにデジタルピュアリサイクルサーバに反映しています。
P(プライバシー)マーク認定取得に基づく徹底したデータ保護管理を行っています。
報告書の
発行・郵送
データ消去処理完了後、消去作業を証明する証明書の発行を行っております。写真を添付した証明書の発行サービスもございます。
・ソフトウェア消去証明書
・HDD穴あけ証明書
・記憶装置破砕証明書
・マニフェスト発行
・廃棄物処分報告書
行政受託事業
当社グループは、地域⾃治体と⻑年良好な関係を築き、⾏政より幅広く業務を受託しております。リサイクルと適正処理により、地域の⽅々の住みやすい環境に貢献しております。
未来エネルギー供給事業
廃棄物をただ処分するのではなく処分過程でエネルギーを抽出し、電⼒として廃棄物を出した⼯場へと還元する。エネルギーによる廃棄物の循環型リサイクルが実現しています。