DIYで出た木材ゴミや庭木の手入れから出た木の枝、引越しで不要になったカラーボックスなどの処分方法に迷ったことはありませんか?
木くずやチップのように小さければ可燃ゴミとして出せますが、大きかったり量が多かったりすると回収してもらえないことがあります。そもそも大きな木材は、粗大ゴミなのか燃えるゴミなのか、区別がよくわからないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、木材ゴミを処分する方法や廃棄する際に注意すべきことをお伝えします。
目次
木材の廃棄方法5選
木材を廃棄するには、自治体や業者を利用するなどいくつかの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて紹介するので、自分にあった廃棄方法を見つけましょう。
自治体に回収してもらう
まずは、自治体に回収してもらう際のメリットとデメリットを確認しましょう。
メリット |
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デメリット |
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自治体の回収では木材の大きさと状態によって、捨て方が変わります。可燃ゴミとして捨てることができる要件は、自治体によって異なりますが、以下のように決められているところが多い傾向にあります。
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・木くずやウッドチップ
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・ゴミ袋に入るサイズの木材
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・タテ・ヨコ・高さが30cmを超えない木材
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・釘を抜いてある木材
可燃ゴミとして処分できないものは、粗大ゴミとして処分することもあります。これら可燃ゴミと粗大ゴミの区別は、自治体によってルールが異なるため確認が必要です。
また、カラーボックスに使われるMDFボードは、解体して可燃ゴミに出せる自治体や粗大ゴミとして回収してくれる自治体が多くみられます。
以下の表は、静岡市と藤枝市の木材ゴミに関するルールです。木材ゴミの大きさや量が規定内に収まらないものは、直接搬入施設へ持ち込むか収集運搬許可業者に処理を依頼することになります。
自治体 | 要件の例 | 回収不可 |
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静岡市 |
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藤枝市 |
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出典:家庭ごみの出し方・分別50音事典(葵・駿河区):静岡市・藤枝市環境水道部生活環境課・藤枝市環境衛生自治推進協会 ごみ分別ガイドブック保存版
ゴミ処理センターに持ち込む
メリット |
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デメリット |
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ゴミ処理センターとは、一般廃棄物を燃やして処理する工場のことで、自治体によっては「清掃工場」や「クリーンセンター」の呼称が使われていることもあります。ゴミ処理センターに持ち込む場合、手間はかかりますが、費用を抑えられるのが魅力です。
事業で発生したゴミでなければ、個人でもゴミ処理センターへの持ち込みが可能です。ただし、自治体によって営業時間や料金設定、持ち込みのルールが異なるため、利用する前にきちんと確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
メリット |
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デメリット |
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不用品回収業者に依頼した場合、処分費用はかかるものの、木材の状態に関わらず引き取ってもらえます。運び出しなどの回収作業もすべてお任せできるため、手間がかからず便利です。
ゴミ処理センターへの持ち込みに比べると、運搬費や人件費などが加算されるため、その分費用はかかります。ただし、なかには悪徳業者の場合もあるため、優良業者を見極める必要があります。
リサイクルショップに売る
メリット |
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デメリット |
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最近ではDIYをする方が増えたこともあり、リサイクルショップで人気の木材やきれいな木材、傷が少ない木材を買い取ってくれることがあります。
また、リサイクルショップ以外にインターネットオークションやフリマサイトなどに出品すれば売れる可能性もあります。ただし、いつ売れるかわからないので、急ぎで処分したい方にはおすすめではありません。
木片を回収する専門業者に買い取りしてもらう
メリット |
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デメリット |
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木片を回収する専門業者には、大量の木材を回収してもらえるので、自宅の近くに業者がないか調べてみるとよいでしょう。業者へ自ら木材を持ち込むことも、引き取りに来てもらうことも可能です。
ただし、木材の状態によっては専門業者でも買い取ってもらえないことがあるので、あらかじめ業者に買い取り可能か確認する必要があります。
木材を廃棄するときに注意したいこと
木材を廃棄する際には、やってはいけないことがあります。きちんとルールを守って処分しましょう。
ホームセンターでは引き取ってもらえない
木材を販売しているホームセンターでは、店舗によっては不要な木材ゴミを回収してくれるところがあります。しかし、この回収サービスは、あくまで新しいものを購入した方へのサービスになるため、基本的には引き取ってもらうことはできません。
もし何か購入する予定があるなら、無料回収の対象になるかどうか、ホームセンターに相談してみるとよいでしょう。
燃やして処分することは絶対NG
野焼きは一部で例外が認められてはいますが、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で禁止されています。同法律の第25条によると、違反した場合は5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金罰則が定められています。
煙やニオイによるトラブルが発生したり、火事につながったりするおそれがあるため、自分で燃やすことは絶対にやめましょう。
釘や金属部分をそのままにしない
自治体の回収やリサイクルショップ、木片を回収する業者を利用する場合、木材以外のパーツを外しておく必要があります。しかし、物によっては金属や釘などの他素材がたくさん使われているものや、パーツを取り外せないものもあるでしょう。
粗大ゴミや不用品回収業者なら、木材以外の金属などが付いていても引き取ってくれるところがあります。特に不用品回収業者なら、釘や金属が付いていてもそのまま引き取ってくれることが多いので、回収可能か相談してみるとよいでしょう。
木材の廃棄まとめ
木材を廃棄する方法をいくつかご紹介しました。忙しく時間がなかなか取れない方や量が多く自ら持ち込むのは難しい方にとっては、希望の時間で回収に来てくれる不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者の「うっちゃるら 焼津・藤枝店」でも、木材の回収や処分に対応できます。不用品の量が多ければパック料金でお得にご依頼いただけるほか、量が少ない場合は単品回収サービスを行なっているため、状況に応じて選択が可能です。
また、環境のミカタ株式会社・高柳リサイクルセンターに直接お持ち込みいただくことで、回収を依頼するよりも費用を抑えて処分できます。木材の廃棄でお困りでしたら、うっちゃるら 焼津・藤枝店へご相談ください。